指導する場合の基本理念として大事なことは、
"唯一絶対の正しいスイングは存在しない"との信念を持つべきと思っています。
これは当然ながら個性重視をベースにしています。
一番楽な指導は、画一的で横並びのマニュアル方式です。
選手諸君に号令一つで進めるものです。
初心者への基本的な指導はこの方式が妥当だと思います。
しかし、いつまでも「そうあるべき」という理論を選手に押し付けては
個性の芽生えがありません。最近の傾向では、
バックのダブルハンドではないでしょうか。
基本的なスタイルはベースとして必要ですが、
そこからの選択肢は選手本人が自分の意思で行うべきだと思います。
二番目は自分の経験を踏まえ、それを手本に強制するスペシャル方式です。
私は日本選手が国際的な活躍が出来ない一端として、
この方式を採用しているテニス界にその原因があると思っています。
それは名選手=名コーチの経験至上主義が根強く生きているからです。
外国では当然であるコーチの専門家がいないのです。
選手がレベルアップするために必要なことは技術だけではありません。
(心・技・体)の三位一体が必要なのです。世界へ羽ばたくには、
このような総合的な戦略を持つコーチの出現を期待したいです。
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