いよいよ、今までの集約として試合が始まります。
既に数百試合を見てきた一人として、何かが読者のお役に立てれば幸いです。
◇ 試合の基本的な考え方 ◇
1)作戦の基礎 (得点している内容のチェックが必要です)
・得点の原因 エラー80%
エース20%
・得点の結果 コントロールショットの利用によるエラーの減少
(スピードではなく、確実に角度を付けて繋ぐこと)
(ネットアウトを嫌い、バックアウトする位を狙う)
2)作戦の要件
・風上/風下による切り替え
・太陽の位置による判断
・コートの状況の把握
・メンタル面による切り替え
が、それぞれ必要です。
3)作戦の転換 (大原則・・・勝っているときは絶対に作戦変更しない)
・自分のペースを取り戻すのが、現状からの唯一の脱出法
・負けている場合は、戦術の変更をしなければならない
・早く自分のペースを取り戻し、相手のリズムを崩すことを考える
4)相手の見方
・フットワークの悪い相手は徹底的に走らせる
・粘り強い相手はネットプレーに誘い出す
・スピンを多用する相手は、 (トップスピンにはバックスピン)
(相手の弱点を徹底的に攻撃する)
5)シングルスの基本パターン
・ボールコントロールに重点を置き、ベースライン深くボールを集める
・ショートボールの使い方が試合の行方を左右する
・アプローチショットの基本は、ストレートに打って前に出る
・一発で決めようしてはいけません。次ぎのボールで勝負しましょう
・エース狙いは自滅するだけ、スピードはなくとも角度のある返球を
6)ダブルスの基本パターン
・サーブは確実に深く打ち、1stサーブは70〜80%の確度が必要
・分担はコートの半分づつであることは絶対要件です
・センターコートセオリーがすべての基本です(返球の角度がつけにくい)
・自分の前の選手にボールが来たらサイドを詰め、
頭を越されたら反対のエリアに移動するのは、ダブルスの鉄則です
・ロブは前衛のバックサイドを狙ってタイミングの良くあげよう
・相手が前進してきたら、 (前衛にロブをあげる)
(前進するサーバーの足元を狙う)
(センターへ思いっきり攻める)
(ポーチされるようならストレート狙い)
7)ベンチコーチ
・試合中のテクニカルなアドバイスは殆ど効果がありません
・自分の思ったとおりにさせるのが一番です
・それでも選手が思いあまったとき、ポイントを簡潔にアドバイス
・大切なのは、集中力をとぎらせないことです
◇ ダブルスの試合を見ての私見 ◇
1 守備:フォーメーションとゾーンディフェンスが理解できていない
・前衛のラインサイドが無防備に近い。
(ゾーンディフェンスが徹底していない)
「ライン6:センター3:ロブ1程度の警戒が必要」
(ポーチへ気持ちが行き過ぎている)
「ポーチは1試合に0〜2回程度でよい」
・左右、前後の動きはバランスがよくない。
(ゾーンディフェンスが徹底していない)
「練習等でパートナーの動きを互いに確認する」
(ボールに対するパートナーの指示が明確でない)
「マイン・ウオッチ・ロブ等の指示を的確にする」
・センターディフェンスが極端に弱い。
(ゾーンディフェンスが徹底していない)
「少しでも前にいる人がボールに対する」
「並んだときは得意なサイドがボールに対する」
2 攻撃:オフェンスタクティクスが理解できていない。
・フォーメーションが徹底していない。
(アドサイドはレシーブ後直ちにネットへついていない)
(そのための方法が認識されていない)
「逆クロスで相手のバックを攻めネットにつく」
「前衛をロブで攻撃しネットにつく」
・返球が徹底していない。
(サーブの方向、強弱によって返球が変わっている)
「基本のクロス返球を徹底する」
(レシーブするのが精一杯という感じがある)
「自分のペースを守ることが大切」
・前衛アタックが多すぎる。
(決まれば良いがリスキーなストロークはしない)
「前衛の身体を目標にし、ネットを狙わない」
(決めようと力むからネットアウトが多い)
「最初は相手の動きを見るためロブを使う」
3 作戦:自分のペースで試合が進行していない。
・デフェンス、オフェンスの組立が出来ていない。
(相手のペースで試合がなされている)
「自分の得意技を活用する方法を考える」
・ポイントの大切さが分かっていない。
(無駄なポイントを相手に与えすぎる)
(これがひいては自滅の道を辿ることになる)
「特にアドコートのポイントの大切さを知ること」
・前衛は「決める」後衛は「繋ぐ」この鉄則を徹底する。
(これが徹底しないのでゾーンディフェンスが乱れる)
「相手のボールを素早く判断し「決める」「繋ぐ」をする」
4 技術:フットワーク・サーブの習得と得意技を磨くことが必要である。
・フットワークの大切さが認識できていない。
(足の遅速ではなく、的確な予測でカバー出来ることを知るべき)
「最初の一歩がボールに届くかどうかに影響する」
「フォアは右足で、バックは左足で姿勢を決める」
(ボールに対し直線的な走り方をしている)
「ボールに対し回り込むメリットは、
ー軸足を決めやすい。身体が流れない
ーボールを迎え撃つ姿勢がとれる
ーこのため安定したストロークが出来る」
・サーブの大切さが認識できていない。
(簡単なダブルフォルトが多すぎる)
「トスの位置を確認する」
「同じ力でフラットとスピン・スライスの打ち分け方を知る」
(1ST、2NDの落差が大きすぎる)
「自分のペースで出来るメリットをもっと有効に使う」
・得意技がまだまだ有効に使われていない。
(自分の特長を生かして、はじめて自分のペースになる)
(絶対の自信を持つほどに練習すること)
◇ 試合でのチェックポイント ◇
1)なぜ負けるのか?
なぜ負けたのかを分析することが、勝てるプレーヤとなるための早道です。
これをしない限り、正しい練習は出来ません。
つまり、上手なことばかり練習し、弱点を無視するはめになってしまうからです。
テニスの勝者とは、より多くのウィニングショットを打った人ではなく、
たいていは相手により多くミスさせた人です。
ですからベースライナーの戦略の基本は、
ボレーヤーがボレーをミスしたりアプローチミスしたりするような、
良いパッシングショットを数多く打つことになります。
2)ボールの扱い
チャンスボールには、
「ハードヒットするだけが、チャンスボールの打ち方ではない」
「力んでは駄目です 絶えずリラックスしましょう」
浅く浮いたボールには、
「ボールとの間合いを充分に取ってフラットで打つことです」
ネット際のボールには、
「上半身を安定させラケット面でボールを相手コートへ持って行く感覚」
緩い2ndサ−ブには、
「体の軸を真直ぐにして、肩から肘を前へ長いフォロースルーを」
3)ゲームのツボ
ゲームの基本 「確率の高いボールでつないでいく」
サービスの基礎 「厚い当りを心掛けボールから眼を離すな」
レシーブの原則 「インパクトを大切にしボールを押しきる」
フットワーク 「打ったらもどるを徹底する」
ストローク 「常にクロスに打てが鉄則」
フォロースルー 「ラケットをしっかり振りきる」
フォアハンド 「リストは使わないくらいの気持ちで自然に返す」
バックハンド 「早いテークバックが全てを決める」
フォアボレー 「リストから突出し、柔らかくブロック」
バックボレー 「まず、肩を入れて前で打つ」
4)レシーブとは、
攻撃のリターンを身につけろ
「アングルショットで相手をコートの外へ追い出す」
「ストレートへ思いきって打ち込む」
「困ったときはクロスに深く打ち込む」
「ベースライン一杯にセンターを狙う」
「ドロップショットで相手を走らせる」
「アプローチショットでネットへ出る」
上手になるポイント
「ボールを取りに行く気持ちを持つ」
「スプリットステップをおおげさに」
「肩をターンさせてひねりを作る」
「膝をしっかり曲げる」
「ラケットを振り出すときには地面を蹴って」
「打ちたい方向へフォロースルー」
5)リターン
相手の観察 「球種・コース・プレースタイルを見極める」
メンタリティ 「リターンミスはミスではない。気持ちを引き摺らない」
切れるサービス 「切れて行くコースに構え相手に逆プレッシャーを与える」
弾むサービス 「ライジングまたは落ちてくるところかを前もって決める」
サウスポーのサーブ「食い込んでくるボールはオープンスタンスで対処」
「バック側に逃げるボールは弾道に対して直角に飛び込む」
緩く短いサーブ 「一直線に打ちに行くとミス。ボールとの距離を充分に」
緩く浮いたサーブ 「肩の高さを基準に高い打点から叩き一発で決める」
6)フットワーク
基本 「前傾姿勢――膝を曲げ拇指球に体重をかけて立つ」
集中と予測 「相手の全てを見ていれば第一歩が早くなる」
スプリット 「スタートを早くするこのステップを身につけろ」
コートカバー 「もどる一歩で大きく差が出る」
ボレー 「素早い反応は軸足の決めから生まれる」
チャンスボール「リズムをつくってボールに向かって行く」
アプローチ 「キャリオカステップで流れるようにネットへ前進」
7)雁行陣
ポジショニング 「縦割り、横割りを決めコートを守る」
後衛の役割 「チャンスボールを生み出す後衛の配球」
前衛の役割 「前衛の運動量が雁行陣を左右する」
「ポーチは飛び出す気持ちとタイミングが大切」
サービス 「ダブルスはサービスキープが鉄則」
レシーブ 「相手コートに返すことにまず専念する」
8)並行陣
「並行陣を考えるとダブルスが進歩する」
ポジショニング 「平行陣ではなく並行陣と呼ぶ」
役割 「前:決め役 後:つなぎ役」
ロブへの対処 「ハイボレーを活用し陣形を保つ」
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