いろいろなスポーツをやりましたが、一番自分にフィットしているのが、テニスでした。
当初はソフトテニス全盛時代で前衛をやっておりましたが、
まだ硬式庭球と言われていた時代に、先輩からスイングから見ると硬式の方が伸びるぞ、
との一言で変節しました。
一番に感じたのは、ラケットとボールの重さでした。そこで始めたのが握力の鍛錬です。
結果的には右手の握力が80を記録しました。
体力的に華奢だったので、力負けしないように
重いラケットで相手の力に対抗したわけです。
フォアもバックもスライス系の打球でした。
鍛錬の方法は、ソフトテニスのボールをポケットに入れ、四六時中握っていたのです。
勿論当時も適切な器具がありましたが、あまり鍛錬と言う意識を持ちたくなかったので、
ボールを握っている方がゆとりはあったように思います。
当時ボールを何個駄目にしたか分かりません?
特別のものを使用しなくとも、効果は上がるものだと思います。
◇ 試合前の不安なサービス練習について ◇
野球で言うピッチャーと同じスタイルでボール投げをしてください。
最初はゆっくり大きなバックスイングから、振りかぶるモーションで、
ボールを投げてください。
内野手のように、すぐボールを肩のところへを持ってきてはいけません。
すべてを一連の作業と考えながら実行してください。
前のスイングが抵抗なくイメージどおりに出来るようになったら、
次に投げる右腕(右利き)が肩より上がったとき一旦とめて、
そこから手首を利かすようにして、しかし、スイングの軌道は小さくならないように
フォロースルーしてください。
このとき大事なのは、手のひらとラケット面は同じ角度ですから、
面の角度に注意しながらやってください。
どのようなサービスでもインパクトではボールに対して直角に当たらないと駄目ですから、
いつも意識してください。
これを繰り返せば、サービスのフォームは取り返せます。
またこの練習はどこでも出来ます。ソフトテニスのボールを使えば家の中でも出来ます。
なお、このとき身体の動きとして、サービスのフォームにこだわる必要はありませんが、
フォームのイメージだけは忘れないでください。
一度でも、素晴らしいサービスを経験していれば大丈夫です。決して焦らず、
身体を使ったスイングが出来るように、大きなスイングを心がけてください。
サーブで必ず守って欲しいのはつぎのことです。
1)左側に前傾の壁を作りましょう。
トスで左手を伸ばし、打球点で左膝を伸ばすのです。
トスした左手はインパクトまでその場所に置いておくくらいに思ってください。
(それは躯を開かないためです。何故開いたらいけないか、
パワーをボールに伝えるためなのです)
2)サーブのパワーは、上半身ではなく下半身です。
曲げた膝をインパクトで伸ばすから軸がしっかりするのです。
(上半身の力だけで打つと、コントロールや安定性がなくなるのです)
3)軽いスイングで、インパクトでグリップを握り、リストを効かすから、
ヘッドスピードが上がり、強力なサービスになるのです。
(軽いスイングがヘッドスピードを生みます)
◇ 繰り返したい 試合寸評 ◇
選手の長所や短所を見分けるには、試合を見るのが一番適切だと思っています。
練習では見せない姿が見られるからです。
それはテクニカルな面でもあるし、メンタルな面も含んでいます。
いくら練習で素晴らしくても、それが試合で生かされなくては自己満足でしかないのです。
指導する場合には総合的な判断で行うのが良いとするなら、
その選手の試合をじっくり見るべきだと考えています。
私のメモもそのような記述が多いです。
その中から汲み取って頂ければ幸いだと思っています。
中には何号かで読んだなと思われるでしょうが、
あまり気にしないで読み進めてください。
1、試合開始のトスをして、サービス権を相手に取られたにも関わらず、
あなた達は日差しを背中に受けるコートを選択しました。
これは奇数ゲームでコートチェンジするルールからすれば、
日差しを正面に受ける回数が相手より増え不利になります。
試合ではこのような細かい点の気遣いも必要なのです。
天候でも味方につけなきゃ駄目です。
2、ダブルスの基本は、コートを二人で分担することなのです。
これは面積的な判断です。二人の実力が違えば若干持分は変るでしょうが、
分担の割合はあまり変えてはいけません。
その面積割合はコートの縦半分・横半分と場合により様々です。
この範囲を互いに庇い合いながら、
絶えずゲームを優位に進めなければならないのです。
3、前衛の役目は「決め」であり、
後衛はそのチャンスを成立させるために「繋ぐ」のです。
決して逆になってはいけません。
これをよく認識してから前衛・後衛の担当を決てください。
これは選手の性格も加味されますから、慎重に考えなければなりません。
4、この試合で最大のポイントは、
試合途中で決め打ちのように放ったストレートのエースでしょう。
これで試合の流れが変ったと思います。
これは試合中どうして打たないんだと思っていたものです。
これを打つたために前衛がセンターに出ることが出来なくなったのです。
そうすればクロスへ安心して打てるのです。
何度も使うものではありませんが、時に応じて効果のあるものです。
5、アンフォースド・エラーが多すぎます。いわゆる単純なミスです。
これは集中していないからです。試合の態度でも気になることがありますが、
集中力を切らさないようにすれば態度も変ります。
6、レシーブの基本はエースではないのです。あくまでも返球することです。
相手も打たせないように、サーブを工夫しているわけですから簡単に打てる
ものではないのです。それだけに確実にまず返球する方法を考えましょう。
7、試合途中でエースを決めたときやポイントを得たとき、
異常に声をあげ喜ぶのは程度問題にしてください。
嬉しいでしょうがそれで勝敗が決まったわけでもないし、
集中力を失うケースもあるのです。
相手の気持ちを考える余裕を持つくらいになってください。
8、全体的に毎回いいショットを出そうとしているのか、無理打ちが随分目立ちました。
これがミスにつながっていたようです。
ストロークの不安定さは、力の浪費特にインパクト前からの力みが原因と思います。
肩の力を抜きましょう。試合中にそれを感じたら「深呼吸」をしてみましょう。
どのスポーツでも良いプレーヤーは、「結果は自分の技術にかかっている」
と想定して試合に臨むものなのです。
常に心して欲しいのは、「自分の力」を頭に入れてプレーをしてください。
◇ 試合における「風」の影響 ◇
「風」の影響が考えられていません。自分たちでは考えていたのでしょうが、
それが見えないようでは考えていないのと同じです。
ある面では、考えてはいても技術がついていかないのでしょうか?
試合では自分の技術・精神面は勿論、相手や環境の詳細なチェックが必要です。
その一部分として今日の試合は良い経験をしたと思います。
ともかく「風上」「風下」の判断、風の強弱、これらをいち早く察知しな
くてはなりません。自然現象ですから当然変化があります。
これを試合中に微調整していくのです。
1、サーブのトスをどれくらい繰り返しましたか?
2、風上からのショートボールが今までのように何故決まらなかったのですか?
3、風下でボールに食い込まれているにも関わらず、風上と同様のスイングでは?
4、自分の狙っていた場所へどの程度打て、ポイントを取ることが出来ましたか?
内容的には、やはりフットワークが悪いです。だから最初の一歩が遅くなるのです。
今日のような風の日には、非常に大切なポイントになります。
また、この一歩が出ないのはペアのコンビネーションにも原因があります。
パートナーが取るのではないかと躊躇するからです。
フットワークに関連しますが、膝の使い方が堅いです。
またバックスイングが大きいと、ポイントがずれて
躯がぐらつき思ったようなショットが打てません。
良い経験とは、このような体験をした事実です。理屈ではないのです。
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