メールを頂いた方からは、面白い!役に立つ!の表現に素直な気持ちで喜んでいます。
しかし、本当にこれで良いのかなという疑問符は残ります。
間違ったことは書いていないと思いつつも、
それはあくまでも自分の体験による集大成であり、他へ押し付けるものではないからです。
でも、本音はやはり、役立って頂ければ望外の喜びです。
いまも、新しい理論は続出しています。
これは指導者それぞれが自分の考えを持っているからですし、
それを披瀝するためには致し方ないのでしょう。
でも読者は迷います。特に、指導者から直接の指導を受けることが出来ない場合は、
それに回答を求めるから尚更でしょう。
注意して頂きたいのは、雑誌に書かれている理論は、
不特定多数に対して書かれたものであることを認識しなければなりません。
これだけは忘れてならないのです。
その理論が自分にフィットしているかどうかの判断は難しいものです。
迷ったら近くの指導者に相談してください。
◇ 基本の大切さ ◇
よくスポーツ選手の場合、スランプに陥ると"原点に戻れ"とアドバイスされます。
読者の中でもそのような経験をお持ちの方も多いでしょう。
しかし、その原点とはどのようなことでしょうか?
ここでいう原点は、決して技術面の基本に戻れと言うことではないと思います。
スランプの原因は多種多様であり、「これだ」と明確に言い切ることは出来ないものです。
私は「原点」を全体のバランスを元に戻す意味と理解しています。
技術面ではある位置まで到達しているはずです。それを無にする必要はないのです。
その選手のプレーを見ていて心地よさを感じれば良いのです。
個々のテクニカルな面に拘るのではなく、
大らかにバランスの良いプレーに興じることが良いのです。
表現を変えるなら、それが基本と言えるのかも知れません。
◇ シングルスの戦略 ◇
シングルスの試合には、臆せず参加してください。
それによって練習では培うことが出来ない、攻めるスペースや守るスペースなど、
オープン・スペースへの意識が強くなるからです。
また、当然運動量も多いですから体力的にも充実してきます。
さて戦略として、アプローチショットの利用があります。
これは漫然と使用してネットダッシュしたのでは、簡単にパッシングショットを打たれます。
そのようなケースを生じたら、アプローチショットが悪いと反省してください。
それでは一番確実なアプローチショットとは、
1)もう一度相手を振って、確実なオープン・スペースを作るのです。
そこにアプローチショットすれば良いのです。
その上、角度のついたパスを打たれにくい、ストレートへ打つと効果は抜群なのです。
2)アプローチショットが打てる心の準備をしておくのです。
決して漫然と打っては駄目です。なぜなら自分のチャンスボールなんですから。
勿論技術的に打てる場合、打てない場合があるでしょうが、
いつもこの意識を持ってれば余裕も生まれます。
それだけに普段の練習から目的意識をもって欲しいのです。
3)ハードヒットが可能だと思っても、我慢して深く打つべきです。
ボールのコースだけを相手にとって厳しくすれば良いのです。
強く打ち込む必要はないのです。相手のコートに深く返しただけで、
その後の主導権を持った試合の展開が出来るのです。
4)メンタル部分では、とにかく強気で行きましょう。
例えばロブで打ち合うときも、守っていると言う意識ではなく、
深いロブで相手を攻めていると思いましょう。
つなぐ気持ちが強いとどうしても手打ちのショットになり、
結果的には浅いボールで逆に攻め込まれてしまいます。
結果的に攻め込まれるより、一本のミスを恐れず気合を入れて攻め込んでいきます。
また、特に弱気になるのがリードしているときです。
大事なのは、自分は上手いんだと自分に言い聞かせるのです。
◇ ストロークの練習方法 ◇
1)アプローチショットの練習では、パートナーに協力してもらって、
何球目かを決め無理してでも打つことです。
当然、簡単にパスされるでしょうがそれでいいのです。
肝心なのは、どんなボールをどこへ打ったら、どうパスされたか、
どうボレーできたか、をしっかり把握できれば良いのです。
これを繰り返せば、実戦でどのボールをどこへ打ったら良いのか身についてくるのです。
2)よくやる振り回し練習で、ストロークのコントロールをつけるために、
シングルスのコーナーにエリアを作り、
そこにボールが入る入らないでポイント取りをする方法をやってみてください。
これはかなりきつい練習になるでしょうが、コントロールに対する意識は高くなります。
それと、常にコントロールを意識するので、自分の打ったボールが、
どのあたりに入るかの判断が速くなり、打った後のバランスに気を使うため、
次の準備がうまくできるようになります。
3)サービスの練習では、もっとサービスエリアを充分に使うことを覚えて欲しいですね。
シングルスでは、オープン・コートを作るためにより一層必要となります。
決して素晴らしいスピードは必要ないのです。
デュースサイドでは、フォアへスライスサーブ、
アドサイドではバックへスピンサービスを入れる練習が出来れば良いのです。
そのためにも、センターからでも、両サイドにきっちりコントロールできる
サービスを身につけなければなりません。
サービスの場合は、一人で練習出来ることを忘れてはいけません。
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