キャプテンの質問に答えて・・・・
1、今後の練習で選手の長所を伸ばし、レベルアップを図りたいとの質問でしたが、
そのためには、あなたの意見が先行するのではなく、
選手から各自の考えを引き出すようにしてはどうですか?
1)いま自分が得意とする技術は何か?
2)いま自分が不得意とする技術は何か?
3)いま自分が上達したいと思う技術は何か?
4)技術以上に気になることがあるか?
その結果を踏まえて、あなたの意見を入れれば良いのです。
これにより双方納得の上で、練習ができるようになるでしょう。
しかし、長所を伸ばす練習と口で言うのは容易いですが、
実際にやるとなればいろいろと問題が生じるでしょう。
選手の目標はそれぞれ違いますから、メニューの作成が大変ではないでしょうか?
2、やはり大事なのは、競争原理を考えたプログラムを作成することです。
試合参加への選出方法にしても、キャプテンの一存ではなく、
選手が納得する方法を考えなければならないでしょう。
そのためには実力の公開で選出するべきです。
部内でルールを決め、試合を時間の許す限り実施し、
その勝敗によって部内のランキングを決定し、その順位で選考するのです。
そうすれば、誰にも異存はないでしょう。
悔しければ負けないように練習をすれば良いのですから。
◇ 雁行陣の注意点 ◇
雁行陣を得意とする選手の基本は、
相手も雁行陣であれば前衛からボールを遠ざけることです。
このため、ベースラインからは、ほとんどのボールをクロスに、相手の前衛から離れた
ところに打つべきです。雁行陣では、決め球が打てるのは前衛だけです。
つまり、前衛はネットに近いという利点を生かして、いろんな決め球を打つことが出来ます。
だから、前衛を避けるのは常識なのです。
ただ、この場合唯一後衛にチャンスがあるのは、クロスボールをポーチしようと、
センターへ前衛が動いたときです。
空いてしまった前衛のストレート・サイドを狙えば良いのです。
これは後衛同士が打ち合いながら、前衛との駆け引きの中で生まれるものです。
忘れてならないのは、双方に同じようなチャンスがあることです。
では、相手が雁行陣から、積極的にネットに詰めてきた場合を考えてみましょう。
二人がネットにいるため、全てのボールをボレー・スマッシュで処理出来る
有利な場所にいるわけで、それだけ決め球を打てる可能性を持っています。
このため、雁行陣はより防御的な、グランドストロークやロブを打たざるを得ないのです。
しかし、ネットに詰める必要性を感じたのであれば、守備的なロブを打つのではなく、
攻撃的なロブを上手く利用して相手を下げ、ボールにあわせて前進しましょう。
◇ 並行陣の注意点 ◇
並行陣を得意とする選手の基本は、
相手がどのような作戦を考えようともセンター・アタックです。
これを活用するためのポイントとして、
サービス・サイドでは当然ながらサービスをセンターに狙いを置くことです。
回転をかけたサーブでプレースメントの確率の高いサービスをしなければなりません。
これがレシーブとして一番角度をつけにくいサービスだからです。
レシーブ・サイドでは、同じようにセンターへ前進する相手の足元を狙うのです。
これらは相手があるのですから簡単に出来るものではありません。
しかし、いつも気持ちの中でイメージすれば次第に出来るようになるものです。
相手が雁行陣であれば、ロブを警戒するのが一番で、それ以外に怖いものはないのです。
余裕を持ってネットへ付きましょう。
しかし、相手も並行陣なら、これは如何に早くネットを占有するかで、
非常にタフな試合になります。いち早くネットにつく方法として効果があるのはロブです。
それもスライスロブで前進の体勢を作りながら攻めて行くのです。
女子の場合、あくまでも「並行陣」に固執するのではなく、
フットワーク・ボレー等の強化を目標として練習し、
試合ではチャンスがあればネットを占有するといった、「変形並行陣」で良いと思います。
そのうち形が出来てくるのではないでしょうか?
試合における決定打の80%は、ボレー・スマッシュであると言われるダブルスで、
ネットを占有しない戦術はないと思います。
|
|