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    前回のHP紹介で、子供達の練習でフットワークに重点を置いた内容と聞いて、
   とても満足し今後も継続することをお願いしたいと思っております。
   当然ながら、フットワークを良くするためには下半身の強化が絶対条件となります。
   これがしっかりしているとフットワークも自ずから良い形になります。
   最近の選手がフットワークに軽快さがないのは、トップスピン一本やりと言う風潮
   にもよるのでしょう。また、コートのサーフェイスにもその影響は出ているかも
   しれません。前述の練習ではそのための跳躍等を組み入れていたようです。
   ある程度の技術を確保できれば、さして問題はないのですが、初心者から指導して
   ゆくなら、サーフェイスはクレーが一番良いと思われます。フットワークで充分か
   どうかの顕著な違いは、短いボールに対するフットワークを見れば分かります。
   しっかりとしたフットワークを身につけた選手は、ボールの手前で足をスライドさせて
   ストップしながらボールに対処します。しかし、それが出来ていない選手は立ち腰の
   まま走り抜けてしまい、時によってはボールを処理してからも勢いでネットタッチする
   ケースが多いのです。
    私の学生の頃は、クレーコートかアンツーカーコートでした。中でもクレーコートは
   動作がコートに残ります。それを見るとコートの中心から八手のように線が
   引かれていました。フットワークで足が殆ど地面から離れないために起きる現象です。
   そのため靴は底より上が先に破れていました。しかし、打球後に次の体勢に入ることは
   非常に容易くフォロースルーが終わると、自然にネットに正対するのが一つのリズムの
   中で出来ていました。ズボンの膝が土の色で汚れるのが普通でした。
   今の選手には想像もつかないスタイルかも知れません。下半身の強靭さは捻挫や
   痙攣等の経験が全くなかったことで立証されるでしょうか。
    フットワークについて、その大事さをもっと分かって欲しいものです。
   これはテニスだけではなく、すべてのスポーツの基本となるのではないでしょうか。
   それだけに、冒頭のフットワーク主体の練習に期待する気持ちが甚だ大きいと言う
   ことになります。
   大事なフットワークについて、しばらく続けてみたいと思っています。


  5、フットワーク (基本動作と応用動作)
    テニス上達のポイントは技術(ラケットワーク)、体力〈フットワーク)、
    精神力・知力(ヘッドワーク)の3つが統合される必要があります。
    しかし、日本ではあまりにも技術アップにウエイトをおき、体力や精神力を
    軽視する傾向にあるのは残念なことです。やはり技術のみではなく、
    体力や精神力も技術を教えることと平行して行わなければ
    よい選手は育たないと思います。早い時期から、コーデイネーションを
    はじめとする基本運動やテニス特有の動き(フットワーク)を
    教える必要があると思われます。


  1、基本のフットワーク
   1)サイドステップ
    左右方向へのステップでテニスの基本です。重心の上下動を極力抑えて、
    大きく、小さく、そして速いステップが望ましいのです。
   2)キヤリオカステップ
    テニスで使われる独特のステップです。上半身と下半身との調和・バランスを
    考える必要があります。足を左右交差しながらステップを踏みます。
   3)バックステップ
    後ろ向き走です。大腿の裏側を鍛え、発達の著しい大腿の前側とのバランスを
    図ります。この鍛錬は肉離れなどの予防になります。
  2、応用のフットワーク    1)パックハンド・アプローチステップ
    バックハンドでアプローチショットを打ち、ネットダッシュするときに使う
    ステップで、もっとも難解なステップです。体の回転をできるだけ抑え、
    スイングの方向性が安定するように足を交差させながらステップします。
   2)スマッシュステップ
    このステップができるかどうかがスマッシュのポイントでしょう。
    ネットに横対しながらクロスステップで下がりながら打ちます。
    決して正面を向きながら下がっては駄目です。
    まず、ラケットを担ぐと同時に右足を後ろに引き(右利きの場合)。
    ネットに対して横向き姿勢のまま、左、右と足をクロスさせながら下がるのです。
   3)サーブ・アンド・ボレーステップ
    トスをやや前に上げてサービスの後、サービスライン付近までダッシュし、
    そこでスプリット・ステップします。これは相手のボールを判断するため
    に行うものです。このとき、どこに打つかをあらかじめ決めておくとミス
    は少なくなります。
   4)ロブ追いステップ
    相手のロブに対していち早くボールの落下点に行き、体のバランスを崩さ
    ないステップを習得すべきです。ロブが打たれた瞬間に角度・スピンなど
    から落下地点を予想し少し大きめに下がります。相手の陣形を見ながら
    小さなステップで微謁整しながら自分の判断を決めるのです。


     テニスの要素の中で、フットワークの占める位置は高いものがあります。
    基本的な動作として、飛んでくるボールの方向に身体を移動させ、正しいスイングを
    行うための足の動きが必要だからです。

  ボールを打つためのフットワークは、下記のように分解されます。
   1)動きのキッカケを作る
   2)打点への移動
   3)軸足の決定
   4)重心の移動
   5)次打球への準備
  相手とボールを打ち合うためには、この一連の動きを繰り返さなければならないのです。


  では、5項目について解説することにします。
  1)動きのキッカケを作る。
   スイングの最初の動きはレディポジションであり、ここからボールを打つため
   テークバックを行うわけです。そのキッカケを作り出すのは、下半身であることを
   忘れてはなりません。次にこのテークバックのタイミングをどう取るか が問題となります。
   ボールがネットを越えてからだとか、手元に来てからでは遅いと言うのは自覚されている
   でしょう。ですから、テークバックは相手が打ったボールの方向を確認した瞬間に、
   まずフォアとバックの判断から始まるのです。そのキッカケを作るのは、
   スプリットステップからの足の踏み変えとなります。スプリットステップとは、
   レディポジションの形を保ちながら、軽くジャンプし、両足を同時に着地するステップで、
   ラリー中やネットに出たとき等このステップの繰り返しでリズムをとります。
   相手がボールを打ち出すためラケットを引き、フォアワードスイングに入ろうとする
   直前にスプリットステップを行い、着地の際は両足の親指の付け根に体重をかける
   ようにして前傾姿勢を取ります。次いで素早く相手のボール方向に足を踏み変え、
   テークバックのキッカケを作り出すのです。

  2)打点への移動
   打点への移動は、相手のボール位置で随分変化します。遠い場合は大股で全力で
   ダッシュしなければなりません。このとき重心を走る方向にかければフットワークは
   安定します。そしてボールに近づくにつれて歩幅を小さくし、ボールとの距離調節を
   行います。また、この場合ボールに近づく際に身体を安定させるために、踵から爪先と
   言う感じで地面に接触することです。バタバタとボールに近づくと、身体が浮いてしまい
   体重移動がスムースに行われませんから、膝を柔らかくし下半身を安定させることを
   考えなくてはいけません。


  3)軸足の決定
   テークバックは移動しながらも続けられており、軸足を決めるときに完了する
   ことになります。軸足は打球時の重心移動の原点となるもので、ネットに対して
   必ず後方の足が軸足となるのです。この軸足に全体重が掛かることになり、極論すれば
   一本足打法の形となります。フォアハンドで右利きの人は右足一本で、左利きの人は
   左足一本でそれぞれテークバックを終え、軸足一本で立つイメージを頭の中に持つことが
   大切なのです。実際にはあり得ないのですが、これをしっかりさせることが
   フットワークの良し悪しに関わってくるのです。

  4)重心の移動
   軸足を決めたらボールを充分に引き付けて、軸足から前足に重心を移動させるのに
   合わせてスイングしボールを打ちます。この重心の移動を考えたときスタンスを
   どう取るかが大事になります。スタンスには次の三つがあります。
  (1)スクエアスタンス
    両足の爪先を結んだラインと、打ち出すボールの予想打球線が平行になっている
    場合です。これは打球方向に正確な踏み込みが行われ、スイングと体重移動方向が
    一致し、バランスの取れた体勢を作り出すので安定したショットが可能となります。
  (2)オープンスタンス
    軸足より前足を引き、身体がネットに対して開く状態になるスタンスです。
    このため一本足打法となり、ハードヒッターほど身体の回転が切れ、
    スイングが早くなります。応用範囲の広い実践的なスタンスですが軸足を
    しっかりしないと難しいものです。
  (3)クローズドスタンス
    軸足を決めてから、右斜め前にステップするこのスタンスは、ボールに対して
    横向きを保つには適しています。しかし、重心の移動は非常に困難なスタンスでも
    あるのです。何故なら踏み込んだ足が邪魔になり、フォロースルーが手先だけの
    スイングになってしまうからです。ただ、バックになると重心の移動より前足一本を
    中心に回転する打法であるためクローズスタンスが適していると言えます。


  5)次打球への準備
   重心の移動が終わると、フォロースルーに合わせて身体をターンさせ、レディポジションを
   作ります。ボールを打ち終えた場合は、次のポジションへの移動のための体勢作りを
   直ちに行わなければなりません。
   これが出来て初めて一連のフットワークが終了することになるのです。
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