NO-94
サッカーでは練習・練習・練習あるのみ。
・・・ベッケンバウア
NHKの放映で、サッカー少年にアドバイスをと言われ彼が答えたものです。
質問者は何か特別な方法があると思ったのでしょうか?
これを聞いたとき、僅か数時間前に見たAIGジャパンオープンの女子決勝戦を
思い出しました。結果は残念ながら途中で中止となりましたが、
とても十代の試合とは思えない迫力がありました。
一番に感じたのは、アンフォースドエラーの少なさです。
次いでストロークの深さ、簡単に諦めない粘り強さ、これらは驚嘆させるほどに見事でした。
加えて、集中力を加速させる、喜怒哀楽を表面化させない試合態度は、
年齢を超えて見事と言うしかありません。
それは試合において集中力が如何に大切かを知らしめてくれました。
優勝者したバイディソバに、第2のシャラポアを目指しますかとの質問に、
私はシャラポアではありませんと答えていました。
優勝者としての矜持でしょうか?
優勝したバイディソバ(チェコ)が16歳・準優勝のゴロビーン(フランス)が17歳。
二人をここまで育てたのは、サッカーの皇帝といわれた、
ベッケンバウワの言葉に集約されるでしょう。
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