NO-113
失敗が人を育てる、一歩一歩の前進ではなく、
三歩進んで二歩下がるくらいの前進であろう。
・・・NHK プロフェショナルから
失敗は人を育てる、と言う意味は充分に分っているのです。
しかし、誰も最初から失敗しても良いとは思わないものです。
誰も失敗はしたくないのです。
物事すべてが、順風満帆で行ければ問題はないでしょうが、
そのような環境に育てば、挫折した時に精神的な弱さを披瀝すると言われています。
誰でも失敗はするものです。その中での成長は遅々として進まないものです。
武者小路実篤の詩の一部に、
いつの間にか届かなかった枝に手が届いたと言うのがあります。
そのように、意識をしないうちに成長しているというのが、
通常の形ではないかと思われます。
このような結果を踏まえて失敗は人を育てると言うのでしょう。
成功と失敗の繰り返しが、時には遅々として進まないと言う表現になるのでしょうが、
少しづつでも進歩している事実をしっかり踏まえて進みたいです。
そのしっかりとした歩みの中で、
成長した自分の姿を見つけることが出来れば良いのでしょうが、
幸か不幸か自分では中々その正体を見届けることが出来ないのです。
だからこそ、いつも夢を失わず、度重なる挫折を物ともせず進んで欲しいのです。
苦しいのは自分だけではないのです。
出来れば同じ思いの友を探しだして欲しいです。
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