NO-119
勝負の世界では、何を言っても自分のことだし、自分に降りかかってくるものです。
・・・佐藤 啄磨
世界最高峰のモーターレースF1に、デビューした佐藤氏の言葉からです。
マシンの性能で優劣が明確になる、
モータースポーツにおける自分の考え方を述べたものです。
競技をするのは自らであっても、素手ではなく何かを使用する場合は、
その器具の性能やそれに伴う技術が、上乗せになるのは必然となります。
器具については、メーカーが必死になって開発性能アップを考えています。
また、これらはすべての人に対して、購入するチャンスは平等に与えられています。
しかし、それを取り扱う選手の技量によって、器具類の価値は変わるのです。
即ち、それらの価値を更に高めるのは、選手の能力に他ならないのです。
しかし、選手の技量が如何に高い位置にあっても、その器具の使い方次第で、
成績に影響する比率は高くなります。佐藤氏の言葉はそれを踏まえたものと思われます。
結果として、敗戦と言う成績になっても、
原因の大半は競技をコントロール出来る選手にあり、
それを避けられない自覚が必要であるとの意味ではないでしょうか。
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