NO-120
強い風が吹いても、本当に強い草、柔軟性のある強い草は生き残るんです、
雨が降っても流されない。しっかり大地に根を張るような強さ。
僕はそれを求めていきたい。そうすれば夢はかなうんです。
・・・上田 誠仁
正月の箱根駅伝、その中で山梨学院大をトップクラスへ持っていった監督の言葉です。
この中にある「柔軟性のある」の意味は非常に含蓄のあるものです。
確かに闇雲に進むだけでは駄目なのです。本当に強い草は、「しなり」があります。
これが草自体を強くしてるのです。
決して直立不動の頑丈そうな草が強いのではないのです。
昔から、柳が風に強いと聞かされました。これも柳にしなりがあるから、
風を受け流しているからです。決して受け止めているんではないのです。
このスポーツ名言集の解釈は、それぞれ読者にして頂くのが良いと思っています。
ご本人の解説がないだけに、それが当然だと思っています。
私の解説は、当初高校・大学のクラブ選手に対して、このような考え方もあるんですよ、
と言う軽い気持ちでやってみようとの感覚だったのです。
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