NO-124
W杯出場の絵を完成させてゆく。
・・・オシム監督
先日、TV放映がありました。日本サッカーの新監督となったオシム氏が
どのような夢を持って、これからの四年間を選手育成に向かうのか?その話でした。
彼の基本は、世代交代でした。これは難しいことだと思います。
どのような組織でも必ず起こることですが、これほど難しい問題はないと思われます。
彼はその難しさを乗り越える方法論として、時間が必要であるのは当然だが、
監督が考えるのではなく。選手自体何が必要かをいつも考えてほしいと訴えていました。
彼の目標は、日本的なサッカーの完成です。いままで彼が感じていた日本のサッカーは、
あまりにも世界へ目を向けすぎている現状ではないでしょうか。
世界に目を向けるのは悪いことではないが、注意が必要なのは模倣になって
日本のサッカーではなくなってしまう。
それは決して自分のものにならないことを示唆しているのです。
日本のサッカーを、他の国から認めさせなくては、
いつまでたっても上位に君臨するのは不可能と言っているのです。
いままでの監督とは一味違います。
いろいろと経験を積み、体力や技術を向上させることができます。
それに精神面を加味するには、先ず頭を使わなくてはいけないと言っているのです。
頭を使うことが出来ないようでは、選手の資格はないとまで言い切っているのです。
真似は誰でもできるのです。残念なのはそれでは自分のものにはならないのです。
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