NO-134
他力が勝負を決める。
・・・羽生棋士
相手がいる勝負では、当然ながら自力・他力のぶつかり合いと思われます。
その中で、力の差が勝敗を決めると考えるのが順当ではないでしょうか
力の差が出れば当然ですが、その差が少なくなると自力だけではなく、
他力をどのように処理するかを考えなければなりません。理屈では分かっても・・・。
このような世界に住んでいると、「勝つも実力、負けるも実力」
という一種悟りの境地に入るのでしょうか?
何となく勝敗を超越した清々しさを感じます。
いままで、幾度となく聞いてきた「継続こそが本当の力」のコメントに、
このたび力強い勢いを感じ身震いを覚えたのは、
まさに心のこもったものだったからでしょう。
話の中で、僅かに人間性を感じてホッとしたのは、勝負に対して集中する自分の気持ちも、
その日によって違うものです。という一言でした。
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