NO-140
何より大事なことは、ひとりで判断できること。
・・・中村部屋 中澤嗣子
大相撲部屋の一つ、
中村部屋のおかみさんの弟子教育に関連した文章の中にありました。
すべてのスポーツに関わりあいますが、試合における基本ではないでしょうか?
監督やコーチが試合途中で、如何に有効な作戦を考え出しても、
競技内容次第では試合終了まで、言葉を交わすことが出来ないケースが多いのです。
そのような状態を考えると、一人で考えなければならないのは当然であり、
闘いながら判断しなければならない事態を、常に考えて置かなければならないのです。
メンタル面の大切さは、一人で現在の状況を把握し、どのように対処するかを
考える必要性を、常日頃から身に着けていないと混乱するだけとなります。
先日放映された中で、指揮者大野氏の交響楽団を纏める手法を聞き納得しました。
大切にしていることは、それぞれのパートを一つの方向へ導く基本は
「登るべき山を示す」でした。
そのためには、そのとき演奏する曲目の「自分なりの解釈を伝える」
「一人ひとりと対話する」。その上でパートの「音色を聞き分けてゆく」とのことでした。
プロフェッショナルとは、「すべてにおいて相手を圧倒しないと誰もついてこない」。
そのために忘れてならないのは「どのような状況になろうともベストをつくす」でした。
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