NO-7
どういうやり方で勝つか。私はそれを考えることに労力を注いだ。
ビル・ウォルトン
UCLAで三度・NBAで一度MVPを獲得した、伝説的なセンターであった
ウォルトンの言葉です。バスケットの選手はベンチでの待機時間が多く、
考える時間は充分にあるため、その間にイメージ・トレーニングをするようです。
ウォルトンはコーチから教わったと言っていますが、
ビジュアライズという表現を使っています。これは、イメージトレーニングと似通った
ものでしょうか?もっとより実戦的なものかも知れません。
いずれにしても、待機している間もそのように相手を観察し、その中で自分をどのように
生かしてゆくかを考えているのは、やはり一流になるための資質の一部かもしれません。
しかし、これは特別のものではなく、誰にでも出来ることなのです。
そしてそれが実戦で如何に役立つかを考えれば、
すぐにでも実行すべきではないでしょうか?
ビル・ウォルトンは次のように言っています。
「ゲームが始まるときには、私はすでに10回も頭の中でリハーサルをすませている。
まるでビデオのように、ボールが見え、自分を追いかけてくる敵が見え、ノーマークの
チームメートが見え、そいつにパスする自分が見える。・・・・すべてあらかじめ
イメージしておくんだ」
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