NO-36
ゴルファーはグリップを見ただけで腕前が分かる。
作者 不詳
あまりにも言い古されており、それだけに誰の言葉かは明確でないようです。
あらゆるスポーツで、特に道具を持ってプレーする場合には絶対要件と言える
ものではないでしょうか。しかし、意外と関心のないプレーヤーが多いようです。
特に初心者には大切な事柄です。
適切な指導を行い、打てれば良いと言う安易な考えで決めてしまうと修正が難事業です。
スポーツには、その道具を片手で使う場合と、両手で使う場合があります。
いずれにしてもプレーヤーそれぞれに癖があり、統一的な握り方はありません。
ほぼこのように握ってください。と言うのが限界でしょう。
後は、どの場所を握るか?どの程度の強さで握るか?
自分のフィーリングに任せるしかないと思われます。
テニスでは、日本の場合軟式庭球(ソフトテニス)から始まっていますから、
ラケットを地面に置いてそれを上から握る、と言う
ウエスタン・グリップが主流でした。予断ですが、日本が発祥であるのに?
どうしてジャパン・グリップではないのか当時は不思議でしたが、
アメリカの西部で、はやったグリップだからウエスターンと云ってたと知りました。
日本で最初にイースタン・グリップを始めたのは、恩師福田先生と言われています。
これはウエスタンに対抗する形でしたが、
その浸透には非常なご苦労があったのではないかと思われます。
当時、早稲田のイースタン・慶応のウエスターンと言われていたようです。
いずれにしても、これは団体で決めるものではなく、
個人個人の違いがあって当然のことです。
私の場合は、ソフトテニス経験者であるにも関わらず、一旦グリップを変更してから
ソフトテニスやピンポンをするとき、ウエスタンやペングリップではボールが
飛ばなかった経験があり、
いずれの場合もイースタングリップで試合をしたことを記憶しています。
先ずは、このようにグリップは大切なものであると、
特にコーチの方には充分認識して頂きたい。最初にグリップありき・・・・です。
これにより、スイングが始められ同時にボールの回転まで決まってしまうのです。
当時グリップチェンジは殆どありませんでした。
いわゆるワングリップでプレーするのが一般的でした。
グリップチェンジに近い方法としては、リストの使い方が必要でした。
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