NO-41
技術は大変な進歩をしているが、マナーは徐々に衰退している。心すべきだ。
福田雅之助
若手の活躍に目を細めながらも、マナーの悪さを叱咤されていた
先生の面影が偲ばれます。
新聞の観戦評でいつも気にしておられたのを思い出します。
他の新聞評では技術面の記載が多かったのですが、
先生の場合はメンタル・マナーにウエイトを置いて、
その必要性を諄々と説かれていたのが印象的でした。
勝敗に拘るばかりで、
ルール違反やマナーの悪さに目を瞑るケースが目立つのは確かです。
これは対戦相手を蔑ろにすることに他ならないのです。
競技する中で相手を尊重しない態度が、どれほど意味の無いものか
指導者が選手に教えなければならないのです。
すべてを選手に求めるべきではなく、
適切な指示があればこそ選手と指導者の意思疎通がスムースにゆくのではないでしょうか?
スポーツマンシップとは何か?永遠のテーマではあるのでしょうが、
選手と指導者が一体となって、その時代に即した解答を模索すべきではないでしょうか?
決定的な模範解答はないと思っています。
この解答はそれぞれ違っていて当然だと思います。
選手が、指導者が「こうあるべき」と思う解答がなされれば、
その命題は充分理解されたと考えて良いのではないでしょうか
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