NO-59
左右の平均。
・・・八田 一郎
人間には右利き、左利きの人がいます。
右での技なら世界一の力を発揮する人が、
左を攻められると二流の選手に負かされてしまうことがあります。
八田氏は、そこで右と同じように左も自在に使えるように指導したのです。
その方法として、右利きの人は左手で歯を磨き、箸を使い、
生活のすべてを左手中心に変えて行き、
右の技と同じように試合でも使えるようにしたのです。その根底にあったのは、
右技の人が左技も同様に使えたら戦力は二倍になると考えたのです。
また、人間には「左脳」と「右脳」があり、それぞれ特別の機能があります。
右手と左手をバランスよく鍛えることで左右の脳に程よい刺激を与え、
脳の発達にも好影響を与えることが明らかにされているのです。
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