NO-67
選手は試合の姿を見てもらうものであり、 努力し練習している姿を見せるものではない。
・・・大下 弘
プロ野球愛好者には懐かしい、赤バットの川上・青バットの大下と言われた
大下弘氏の言葉と言われています。
これは大下選手の後輩が本人から聞かされたものだそうです。
確かにプロの選手は、それによって報酬を得ていますから当然と言えば当然でしょう。
何故って報酬は結果に対して支払うもので、いくら努力しても練習をしても
結果が出なければ、その方法が悪かったと言う判断になるからです。
それだけに、自分が努力している姿を見せるのは邪道と見ているわけでしょう。
練習風景を見せなくとも、その集積として結果が出ればそれで充分ではないかと言う、
プロ選手としての矜持かもしれません。
逆の表現をするなら、どこで何をしているのか判らないけど、
年々成長しているなと思わせるのがプロなんでしょうね。
では、どのような考え方で行うべきなのか?その方法論は人それぞれですが、
基本的な考え方は”目的意識を持つ”ことではないでしょうか?
それが全てを包含して、選手に道をつけてくれるものと思われます。
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