NO-71
負けるのが嫌い。ルール違反しなければ何をしてでも勝ちたい。
・・・松井 秀喜
先日、対談の中で彼が発した言葉でした。
彼の思いが吹き出ているように感じたものです。
誰でも勝負の中で、仮にその力の違いは認めても、負けてもいいやとは思わないはずです。
たとえ思ったとしても、それは開始までの一瞬であり、
競技へ入ると心技体が一つになり勝利へ向かって走るしかないのです。
この際大事なのは松井が言っているようにルールの厳守です。
ルールが何故必要か?単純なことです。
闘う同志がそれぞれ同じ環境で闘うための条件設定なのです。
それがあるから勝敗が明確になるのです。しかも、ルールは絶えず改善され変化します。
ルールを習得し、自分のものにしないと、ルールを遵守したことにはなりません。
ルールを知らなくて失点するのは競技者として失格です。
ルールの悪用も当然許されるものではないのです。
日本を離脱した松井に、巨人在籍時のような応援はなくなりましたが、
彼が持っている勝負への飽くなき執念は、
すべてのプレーヤーが参考にすべきと思っています。
勝負師の心根はプレーヤーとして基本的に勝つことへの執念だと思っています。
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