NO-72
挫折してもプライドは失わない、それは努力しているからだ。
・・・長嶋 茂雄
記録に残るより、記憶に残る選手と言われた巨人軍の長嶋茂雄氏の言葉です。
新人のとき、金田に四打席連続三振を喫しても。
全くけれん味がなかった態度はいまでも眼に焼きついています。
彼の人気は、どのような場面でも決して暗い影を見せず、
グラウンド上では常に爽やかなプレーを見せてくれたことでしょう。
試練に立たされても逃避せずそれに突っ込んでゆく姿があるからでしょう。
「格好良いプレーの陰には、格好悪い練習が隠れている」と言うのは
男子バレーを金メダルに導いた松平康隆氏ですが、
彼の華やかなプレーの中には、この血が滲むような練習があったのです。
彼の良く使う言葉に「ネバーギブアップ」があります。
明日に繋がる三振、明日に繋がる挫折であれば、それを少しも恐れてはいけない。
そこには、自分なりに努力をしたという確信があるから言えたのではないでしょうか。
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