NO-81
耐える。辛抱する。
・・・大鵬 幸喜
名横綱大鵬が、60歳定年で協会を退職した時、相撲界の若手に残した言葉です。
このような言葉は体験してきた人から出て、初めて説得力があると思います。
当時、柏戸関とともに相撲界を支え柏鵬時代と言われたものです。
柏戸の地味な相撲に引き換え、大鵬は綺麗な相撲を取っていたように思われます。
それだけに、大鵬からこのような言葉が出るとは正直意外な感じを否めないのです。
しかし、選手の努力は表面化してはならないものですから、
この言葉はより一層説得力を感じます。
栄光の陰に涙あり・・とは、スポーツど根性物語でよく聞かれる言葉ですが、
そのような奇麗事ではなくその時を懸命に努力し、
自らの研鑽を重ねるべきではないかと思われます。
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