NO-87
ボールをリリースする時以外では出来るだけ力を入れないようにしている
・・・杉内 投手
この言葉は、人が変わっても同じように聞かされています。
それほどスポーツを志す人に大事なことですが、
その大事さが充分に認識されないで繰り返されています。
”力むな!”は、選手がメンタル面を自分なりに克服できない以上
絶えず付きまとう問題でもあるのです。
昔の武道家が平常心を信条として掲げていたことにも似ています。
簡単に克服できないこの行為は、自分と対決して打開するしかないのも事実です。
思うようにならない理由は、人間が人間たる所以であり、
そこに勝敗が横たわっているからです。
そこで登場するのが「開き直り」でしょうか。これは”まな板の鯉”ではなく、
”死中に活を求める”の意味にならなければ、解決への方法は取れないと思われます。
そのような時、良く聞く言葉で「リラックス」があります。
言葉と言うのは便利なもので、その一言で気持ちが代わる場合もあるのです。
しかし、解決を自分のものにしないと同じ繰り返しになるのです。
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