グラス・コート (Grass-Court)
芝生のコートを指します。球足が速いという特徴がありますが、芝生を育成しながら
使用するため、休ませておく部分が多くなるので、非常に手間がかかります。
日本では日光と水が豊かなために、芝生が育ちすぎてコート用に育てるのが
難しいようです。球足の早いコートだけに、ネットプレーヤー向きといわれています。
また、日本ではローンコート(Lawn-Court)と呼ばれています。
グランド・ストローク (Ground-Stroke)
ボールを自分のコートにワンバウンドさせてから打ち返す技術のことで、
フォアハンド・バックハンドの二種類があります。
最近は、いずれにもダブルハンド(両手打ち)があり、
技術や試合を多彩にしているようです。
ベースラインでこれを得意とする選手をグラウンド・ストローカーとも言います。
また、相手と継続的に行うことをラリーと言います。
グラウンド・スマッシュ (Ground-Smash)
相手のロビングを一度コートにバウンドさせて、高くはずんだポールをスマッシュ
することです。ロビングのポールを直接叩くことが難しい場合に、安全策として行う
場合が多いようです。ネット際で直接打球するか、
一旦落とすかの判断は難しいものです。
しかし、中途半端に打球しラケットがネットにタッチしないよう注意しましょう。
グリップ (Grip)
テニスはラケットと言う用具を使うスポーツですから、
グリップ(握る)はとても大切なのです。しかし、どうすれば良いのかになると、
個人の体格・腕力・テニススタイルによって決めることが大事になります。
ラケットの握りには、イースタン、ウェスタン、コンチネンタル等があり、
日本では「厚い」「薄い」という表現を使用します。
握ったラケット面が地面と平行であれば「厚い」で、垂直に近ければ「薄い」となります。
グリップ・チェンジ (Grip-Change)
テニスはラケットの両面を使ってボールを打つ競技です。
例えば、フォアを表とするならバックは裏で打つわけです。このため、
どのようなグリップを使うかによって握り替えが必要となります。
これをグリップ・チェンジと言います。ボールのスピードから考え
出来るだけグリップ・チェンジは最小限にすることです。
クレーコート (Clay-Court)
粘土または赤土と、細かい砂を混合して作ったコートです。
日本に多く見られ球足が遅いという特徴があります。
表面が自然の土と微細な砂で出来た懐かしいコートです。
足腰に負担がかからない優しいコートですが、手入れが大変だと言うことも有り、
都市部ではハードコートにとって変わられています。
コートキーパー泣かせのコートでもあるのです。ソフトコートの代表的なものと言えます。
クロス・ボール (Cross-Ball)
コートを斜めに横切るように打つボールを言います。
テニスのラリーでは基本の一つですが。
コート左右のポストの高さとネットのセンターの高さが「約15cm」
低いわけですから、センターを狙うのは当然のことであり、クロスにボールを集め
るようになるわけです。これを続けることをクロスラリー(Cross-Ra11y)と言います。
対角線上の打ち合いで右側の打ち合いを順クロス。左側を逆クロスと言います。
クローズド・スタンス (Closed-Stance)
右斜め前にステップインするこのスタンスは、ボールに対して自然に横向きとなるには
適していますが、重心の移動が不可能に近いため良いフォームとは言えません。
何故なら
身体のターンを使うにも、踏み込んだ足が邪魔をして体の回転がスムースでないため、
手打ちに近い状態になります。初心者に多く見られるスタイルです。
クロスコール (close call)
ラインぎりぎりのきわどいボールに対する判定。
クルー (crew)
審判員の1チーム。ラインアンパイアなどのチームを指すこともありますが、
チェアアンパイアも含んだチームをクルーということがあります。
|