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基本は基本>
  ボールとの対応>   バランス>  番外>  スイング  フットワーク>  グリップ>

05/11/10
   《スイングー10》

   スイングの基本は、くどいほど申しあげましたが、
  無くて七癖と言われるように人の行動に「癖」は付きものです。
  始末が悪いのは最初の動作は癖となりやすいのです。

   指導者の悩みは、そのような癖を持ったプレーヤーの指導です。
  癖は修正に時間が掛かります。
  何も知らない方が教えやすいと思うのは指導者共通の悩みでしょう。

   それだけに、最初の動作には基本を忠実に守ることが要求されるのです。
  いつもそれを感じているだけに、
  先日キッズクラブの練習を見ていて不安を感じたのです。

   その時気づいたのですが、スイングの指導が出来ていないように思えました。
  ボールが近づいてから、大急ぎでラケットを引くのを見て不安に思いました。

   そのような引き方をすると、ボールに対する反応が充分には出来ないのです。
  そのため身体の動きがバラバラなります。
  兎も角、ラケットへ何とか当てたい気持ちで一杯に見えました。

   ボールが来たから打ちに入るのではなく、ボールを迎え撃つ気持ちでないと、
  ボールに的確な対応は出来ません。
  人間の感覚は目に入ってすぐ反応できるものではないのです。

   よく、ボールに慣れさせるのが必要だと言われますが、
  それなら素手で馴染ませた方が良いのです。
  ラケットを自分の腕の延長と感じさせるにはその方が良いのです。

   私が拝見した練習では、当然ながら身体を使ったスイングではなく
  手だけが身体から遊離したスイングになっていました。
  そのため、スイングではなく当てるだけなのです。


05/10/30
   《スイングー9》

   国体の上位選手を見ました。それぞれの特徴があり、
  見ていて楽しいものがありました。ただ、ひとつ残念なのは、
  テニスの伝統が稀薄になる気がしたことです。

   しかし、ゲーム運びはさすがに上位選手と思いました。見事でした。
  技術面ではサービスが気になりました。意外とフラットサービスが少ないようです。

   試合が長引くための体力温存でしょうか?
  県の代表であるが故のアンフォースドエラーを防ぐためでしょうか?
  トーナメントは次第に技術が拮抗するだけに大変でしょう。

   サービスで、予想外に効果的だと思ったのは、スライスサービスの活用でした。
  それで相手選手を走らせ、短くなりがちな返球をクロスに深く打ち込めば
  相手は完全に守勢でした。

   中でも目立ったのは、フォアハンドの高い位置でボールを捕らえ、
  振り下ろすショートクロスのボールです。
  高く早い打点だけに効果はあるようです。サーフェイスにも合うのでしょう。

   バックハンドのスライス(カットボールに近い)は、
  前からダブルハンドより良いと言ってきましたが、
  随分多用されており、うまく使うと効果があると思われます。

   その効果は、相手の力を利用できるので融通が利くのです。
  クロスとストレートの打ち分け、ストロークとドロップショットの判断などが
  ダブルハンドよりスムースに行えます。

   総体的に感心したのは、バックライン一杯を狙った長いストロークです。
  短くなると、ショートクロスがあるので、
  全ての選手がクロスもストレートもラインを狙っていました。

   スイングの集大成は、バランスの良いものでなければいけません。
  手打ちになるのは、バランスが崩れているからです。
  アマチュアトップクラス選手のスイングはバランスがよく鋭いです。


05/10/20
   《スイングー8》

   道具とゲームは当然ながら相関関係があり、
  試合の中では非常に大きな要素を占めています。特に女子の場合はそれが顕著です。
  軽くなったラケット捌きにそれは現れています。

   ラケットが重いときは、スイングの四つのパートもそれなりの意義を持っていましたが、
  今の段階では、それぞれのパートで分析しても結果は一つスイングに埋没しているのです。

   バックスイングから、フォワードスイング・インパクトを通り越して
  直接フォロースルーへと移動しているように思えます。
  勿論四段階は歴然として残るのですが、形は失われているように思われます。

   その良い例が先日のキリレンコです。バックスイングでは、
  すでにフォロースルーまでが出来上がっているのです。
  ですからバックスイングから一直線と言う感じです。

   そこには細かい分析などないように思われます。
  これも女性の力でラケットを振り回せるほど軽くなったと言うことでしょう。
  一昔前のラケットでは考えられないのです。

   しかし、それであっても大切なのは、
  フォワードスイングの時点でのラケット面の作り方です。
  これはボールの方向を定めるものですから、簡単に動くようではいけません。

   しっかりと面を作って、フォロースルーへ結びつけるのです。
  この一連の作業がナイスショットを生むわけです。
  ここからインパクトへの過程は自分のボールを生かすかどうかなのです。

   先日のキリレンコの試合でも、彼女が勝利した最大の原因は、
  バックライン近辺に落下する深いボールでした。
  それを作るのはスイングの最終過程にあるフォロースルーなのです。


05/09/30
   《スイングー7》

   最近気になる話を聞きましたので、少し別のお話したいと思っています。
  それは「いかにして自分のテニスをするか」と言うことです。
  あなたはどのように判断されますか?

   球出しをするとき、あなたに合せてボールを出してくれます。
  ですから、自分のフォームだけを気にしながらボールを打てるのです。
  とても気持ちよく打てるのはそのためです。

   そのときの気分を思い出してください。
  ボールに集中していたに違いないのです。そのようにボールに集中していると、
  どれほど自分の身体がボールに反応しているかが分ります。

   このように自分の世界に入ることが、集中しているのと同じになるのです。
  そのとき、自分の身体の何処にも余分な力が入っていません。
  ラケットも気持ちよく振れているはずです。

   しかし、一旦相手の選手が目の前に現れると、
  自分の相手はボールではなくなります。
  その上、相手とのレベル差を考え、その瞬間に身体が萎縮してしまいます。

   そのとき、よく注意される言葉が「自分のテニスをするように」なのです。
  しかし、だからと言って簡単に、ハイ分りましたで済むものではないのです。

   その上で自分のテニスをするには練習しかないのです。
  これだけ練習したのだから自分が負けるわけがない、と言う過信に近い自信です。
  自分が自分に自惚れるくらいにならなくてはいけないのです。

   それは自己改造なのです。相手を意識しないでプレーをするように、
  自分をコントロールしなければいけないのです。
  集中している選手が他の選手と違うのは、コートへ入れば人格が変わるのです。


05/09/20
   《スイングー6》

   バックスイングは出来るだけ小さくと言いましたが、大きく取れば取るほど、
  ラケット面とボールの接点が狂ってくる確率は高くなるのです。
  それだけミスも発生しやすいのです。

   自分の得意とする回転を、如何に効率よく使うかが大切なのであり、
  それを充分に生かすためにも、
  バックスイングはコンパクトにしなければならないのです。

   初心者の方は、ボールのパワーは自分のパワーだけと誤解されていると思われます。
  何度も繰り返しますが、相手のパワーを利用するのも大切なテクニックなのです。

   さて、バックスイングからインパクトを迎えます。
  ボールに全パワーを集中する瞬間です。
  ここで、よりパワーを充実させなければならないのです。

   このとき大切なことは、
  インパクトでのパワーをどのようにして実行させるかにあります。
  スイングも大切ですが、より必要な動作はグリップの使い方なのです。

   インパクトにおいて、グリップをしっかりすればラケットが固定され、
  ボールをより反発させるのです。
  この握力の強さがボールのパワーを更に反応させてくれるのです。

   握力が弱かったり、瞬間的な握りが不十分な時は、
  手の中でラケットが回ったり動いてしまうのです。
  そうなると如何に見事なスイングをしても、
  ボールにパワーを注ぎ込むことが出来ないのです。

   グリップで大切なのは小指です。
  この指がラケットをしっかり握ってくれていれば、多少握力が弱くても、
  強いボールに対応が出来るのです。小指・薬指・中指と順番に力を入れてください。


05/09/10
   《スイングー5》

   テニスを志す方であれば、ウインブルドンや全米・全仏等の試合は
  TV放映等でご覧になると思います。
  言うまでもないのですが、それは欠かさないで欲しいと思っています。

   学ぶと言うのは、真似るの変化だと聞いています。
  習字の練習には必ずお手本があります。
  このように真似ることから始めて、次に自分のものが出なきゃいけないのです。

   そのためには選手のプレーを漫然と見るのではなく、
  自分がプレーしているような感触を持ちながら進めるのです。
  例えば、スイングにしても、ラケットの軌道がどうなのかを考えるのです。

   また、その時は右手だけではなく、左手がどのような位置づけされているのか?
  バランスをどのように取っているのか?タイミングは?
  その気になればチェックポイントはいくらでもあるのです。

   試合を見る必要性は、基本的な技術の習得が行われても、
  それが試合で実施できなければ何の意味もないのです。
  プレーヤーが試合の中でどのように具現しているか?確かめるのです。

   中でも一番感じなければならないのは、
  アンフォースドエラーが如何に少ないかと言う事実でしょう。
  これは、サービスからポイントが決まるまで一つの流れに合っているのです。

   最初の段階で、コーチに言われるのは、このようにスイングをしなさい。
  とか、同じように力を変えないで打ちなさいという指導ではないでしょうか?

   それは、力を集中させバランスを取る意味を示しているのです。
  力をそれぞれに分散させるとパワーが集中しないのです。
  その顕著なものがスイングに現れるのです


05/08/31
   《スイングー4》

   今のラケットでは、スイングが大きくなればなるほど、
  その軌道の変化は激しくなるでしょう。
  如何にコンパクトにスイングするかが必要となります。

   実際には、ラケットの重さによって相手ボールへの抵抗も変わりますから、
  インパクトの瞬発的なグリップの強さによって、ボールへの影響も変わるのです。

   これを把握していれば、いかに強力なボールであっても、
  充分に対抗できるのです。ただ、この時のボールの勢いをそのまま受け取るのではなく、
  柔らかいタッチで迎えることも出来るのです。

   それは、前回に書きましたボールにアンダースピンを掛ける逆回転なのです。
  それはボールを上昇気流へ乗っけることなのです。
  柔らかいタッチでそれが可能なのです。

   実際には、ラケットのスイング軌道をアウトサイド・インにするのです。
  それは、腕の自然なスイングにマッチしているのです。
  相手の力を充分に活用出来るのです。


05/08/23
   《スイングー3》

   前回では、スイングを四段階に区分しましたが、
  インパクトのボールへのラケットの角度を考えると、
  それをより安定させるにはバックスイングを小さくさせるべきなのです。

   その小さなバックスイングが、ボールに対して間違いの少ない角度を得るのです。
  次の段階ではそれを如何に長く持続するかです。
  それにはフォロースルーを出来るだけ大きく取るのです。

   選手の中には、心得違いをしている場合があります。
  それは強く打つには、バックスイングを出来るだけ大きく取るとの思いです。
  それを、ボールを強く打つ方法論として理解しているようです。

   しかし、それはラケットのスイング軌道を波立たせてしまい、
  ボールをラケットが直角に捕らえられず、
  不安定な軌道を描くためボールも不安定になるのです。

   テニスの打球に対する基本は、
  決して自分の力だけを利用して打つことではないのです。
  何故ならゴルフなどと違い、停止したボールを打つのではないからです。

   動いているボールを打つだけに、ボールへのラケット面の角度が大切になるのです。
  相手の力を利用して、より力のあるボールを返すにはこの角度が意味を持つのです。

   相手の力を利用するには、相乗効果が期待できる逆回転を与えることが望まれます。
  順回転は自分の力をボールに与えるものですが、
  逆回転は相手の力を吸収し自分の力にプラス出来るのです。


05/08/10
   《スイングー2》

   スイングの分析が、初心者にどの程度必要かは人それぞれだと思います。
  しかし、基本の習得と言う観点に立ち返れば、
 無碍に知らなくとも良いのじゃないか考えるのはどうかなと思います。

   何故なら、スランプになったりレベルアップを考えたりする時点で、
  どこへ立ち返れば良いのかと考える時、
  その技術の原点である基本の習得は不可欠と判断します。

   さて、スイングはラケットでボールを打つために行う動作となります。
  勿論実際のボールはいろいろ変化しますから簡単ではありません。
  しかし、それはこれからの問題です。

   これでお分かりと思いますが、スイングの練習で大切なことは、
  ただスイングをしていれば良いというものではないのです。
  絶えず飛来してくるボールを想定しなければいけないのです。

   そうなんです。スイングをする時その軌道上で、
  いかにうまくボールを捕まえることが出来るかと考えるのが必要なんです。
  スイング全体の中でボールの捕捉を考えるのです。

   よくスイング練習をしているのを見ますが、
  殆どがラケットを振り回しているスタイルが多いようです。
  そのようなスイングは実際面では殆ど役には立たないものです。

   あくまでも、ボールを想定しながらスイングをすることで、
  バックスイング・フォワードスイング・インパクト・フォロースルーという
  スイングの全体を把握することが出来るのです。

   野球選手が、自分のバットスイングを完成させるステップとして、
  バットスイングを繰り返すことはご存知と思います。
  テニスの場合も同じものとお考えください。


05/07/31
   《スイングー1》

   フットワークも書き残したものがあるような気がしますが、
  ダラダラ続けるのも問題があります。
  思い出したときに書き改めるとして、スイングへ入りたいと思います。

   土台がしっかりすると、回転にブレが出来ません。
  それだけ安定した回転になります。それによりしっかりとしたスイングが行われ、
  打球も安定したものになります。

   これらは極めて当然であり不思議はないのですが、
  人間の感覚は中々思うようには行きません。
  何事も理論どおりに行けば問題はないのですが、そうならないから四苦八苦するのです。

   スイングの基本はフラットです。
  ボールに対してラケット面を如何に直角とするかが大事なのです。
  ラケット面はその経過において、
  どのような角度でもインパクトでは直角でなければいけないのです。

   最近は、科学的な分析が為されているため、
  理論は理解できるようになりましたが、それを選手に口で伝えるのは難しいことです。
  微妙なニュアンスを伝えるにはやはり経験が必要となります。

   それが、経験至上主義となり過去の実績優先となるのです。
  コーチが、それぞれの経験から技術面を選手に伝えることの是非は
  永遠の課題ではないでしょうか

   スイングを説明するための最初の段階で、
  何方かにコーチを受ける時に注意をして頂きたいのは、
  あなたの特徴をいち早く見つけ出してくれるコーチを選ぶことです。

   いままで何度も繰り返して来ましたが、
  人間は自分を客観視出来ない動物なのです。
  それは自分のことは分っているようで分らないことを示しています。

   自分のことをしっかりと分って貰い、
  その中で特徴を見出してくれるコーチの存在は、
  それこそあなたの将来を左右するわけですからとても大切となるのです。


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