プレマッチミーティング (pre-match meeting)
コート上で、ウォームアップを始める前にチェアアンパイアがプレーヤーに試合形式、
使用ボール数、ソロチェアアンパイアの場合には、イン/アウトの判定は、
誰が行うのか(国際ルールでは、チェアアンパイアが行いますが、国内ルールでは、
プレーヤーが行います)など最低限必要な事項を伝えます。
ファイナル・セット (Final-Set)
勝敗を決める最後のセットを言います。
例えば、3セットマッチで1対1になり3セット目に入った状態です。
フォルト (Fault)
サービスがサービスエリアに入らず失敗することです。フォールトには、
サービス・エリア外に出たフォールトのほか、ネットに引っかけたネット・フォールト、
ポールを打つ前に足がコート内に入ったフット・フォールトがあります。
フレーム (Frame)
ラケットのガットを支える枠です。素材は以前の木〈ウッド)は姿をひそめ、
いまはもっぱらスチール製、グラス・ファイバー製、カーボン・ファイバーなど
硬くて丈夫な素材が多くなりました。ただ、スチール製のラケットは、ウッドなどに
比べて硬いため、肘や腕に衝撃が強く、典型的なテニス・エルポーの原因になると
言われています。初心者は、カーボンやグラス・ファイバーが無難かもしれません。
フレーム・ショット (Frame-Shot)
ポールはラケットのガットで、しかもスウイートスポットに当てることで良い
当たりになるのですが、ときには手元が狂ってフレームで打つ場合もあります。
これがフレーム・ショットと言われるものです。
しかし、相手コートに入ればインプレーとなります。
ファースト・サービス (First-Service)
2回まで許されているサービスの1回目を言います。
サービスではこのファースト・サービスが強調されますが、セカンド・サービスの
安定性がさらにファースト・サービスを強力にすることを忘れてはいけないのです。
フォア・サイド (Fore-Side)
利き腕の側を言います。またダブルスの守備態勢で、ネットに向かって右側
(デユース・サイド〉のことです。
フォア・ボレー (Fore-Volley)
飛んでくるボールを片手でキャッチする。フォアボレーはこのような表現が当てはまる
ショットです。まず、手のひらをラケット面としての感覚を掴むことが望ましいのです。
グリップはボールを捕まえる瞬間の握る力でしょうか?しかし、もっと大切なことは、
ボールとの間隔を調整できないでいると、喰い込まれたりするので、
ボールを身体の前で取るようにしなければいけません。
フォアハンド・ストローク (Forehand-Stroke)
利き腕の側にきたポールを打つストロークを云います。技術的に最初はフォアハンドと
なりますが、これくらい難しいストロークはないのです。一番入りやすいものですが、
なかなか自分のものにならず苦労するのも特徴です。しかし、試合でもやはり打つ機会は
多くあり、攻撃的な性格を有する大事な技術であることは間違いありません。
フォーメーション (Formation)
ゲームをうまく進めるための守備態勢を云います。ダブルス・フォーメーションとしては
「雁行陣」「平行陣」や特殊なものとして「オーストラリアン・フォーメーション」が
あります。いずれも勝利を導くためにどのようなフォーメーションを採用するかが焦点と
なります。これらは勝敗の推移等で絶えず変更しながら進めてゆかねばならないのです。
しかし、一方勝っているときには変えてはならないのがフォーメーションの鉄則です。
フォロースルー (Fo11ow-Though)
ポールを打ったあと、打った方向に腕〈ラケット)振り伸ばすことです。
ある動作を完結させるときの動きで、例えばサービスでいえば、ボールを頭上に上げる
トスアップから、ラケットを後ろに引いて構えるテークバックと続き、ボールを打つ
インパクト後のラケットと身体の流れがフォロースルーなのです。
フットフォールト (Foot-Fault)
サービスのとき、ラケットでポールを打つ前に、足がコート内に踏み込んでしまうこと
を云います。フォールトを取られて、1st・サービスなら2nd・サービスをやり直し 、
2nd・サービスなら、ダブル・フォールトでミスポイントとなります。
フットワーク (Foot-Work)
テニスの基本となるのがフットワークです。スポーツでは全般的に下半身の動きを
大事にしますが、動きのあるスポーツでは更に重要になります。下半身がどっしり
することで上半身は揺ぎ無いものとなります。それを支えているのはフットワークで
あることを充分に認識しなくてはなりません。
プッシュボレー (Push-Volley)
非常に微妙な感覚のラケット操作が必要であり、併せて細かいフットワークを
要求されます。特に体重移動によってボールを運ぶイメージを大事にしたいです。
ミドルボレー・ローボレーに使われ、コントロール重視のボレーと言えます。
フラット・ショット (Flat-Shot)
ラケット面にボールを直角に当て、回転を与えないようにする打球です。それだけに
ボールにスピードは乗りますが、回転がないだけにコントロールは難しくなります。
フラット・サービス (Flat-Service)
高い打点からラケットをボールに対して直角に当て回転を与えずに打つサービスです。
力強くスピードが主体のサービスとなりますが、男子では200K以上の弾丸サービス
でエースを取るショットとなります。ただし、相当高い位置で打たなければ、
サービス・エリアに入る確率は低いので、身長での差はどうしようもありません。
たまに、ジャンプをして身長差をカバーするケースがあります。
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フラット・ロブ (Flat-Lob)
ボールの下からフラットで打ち上げるロビングを言います。攻撃的というより
むしろ、攻められたときの時間かせぎ、咄嗟に行うもので防御的なロビングとして
用いられることが多いようですね。回転が与えられていませんから安定性には
欠けますが、咄嗟の処置として致し方ないでしょう。
フルセット (Full-Set)
ファイナルセットまでもつれ込む試合です。3セットマッチであれば、3セットを
フルに行う場合に使用される表現です。
ブレーク (Break)
相手のサービスゲームを破ることを言います。試合ではサービスを互いにキープ
することが基本的なパターンです。そのサービスをブレークすることで、結果としては
ゲーム差が開くことになります。勝つためには絶対条件でもあるのです。
プレースメント (Placement)
ボールの返球を行うときに、自分が相手の欠点として狙った場所に落とすことです。
自分の特徴や相手の動きを捉えて、ピンポイントにボールを集中できれば
というのがプレーヤーの切なる思いではないでしょうか。
ブロック・ボレー (Block-Volley)
相手の強打に対して、殆どステップインを取らず、ラケットとストリングスの
反発だけを使ってボールを打ち返すボレーです。フットワークが使えない非常事態に
使うことがあります。ボールのスピードによって、グリップの握りの強さを
微妙に変えるなど、タッチの感覚を要求されるショットです。
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